円山稲荷神社(及び 円山八十八ヶ所) 札幌市中央区   
 

祭神

 
不明(「稲荷」神社なので稲荷大神か?)
 

由緒

 
1914年(大正 3年) 上田万平・善七兄弟によって、円山の登山道が開かれる。
         上田善七が成田山神栄寺住職と相談し、四国八十八箇所に因んだ八十八の観音像を登山道に沿って建立する事に
         した。四国から札幌近郊に移住した信仰者有志に、観音像の寄進を呼びかけたところ、間もなく応募が満たされ
         八十八の石仏が建立されたとのこと。
1915年(大正 4年) 大師堂が建立される。
1921年(大正10年) 山の大部分が、円山原始林として国の天然記念物に指定される。
※円山稲荷神社の由緒は不明(文献に「ほぼ」記載がない)
 

円山稲荷神社

 
境内 正面からの境内全景。
登山道の脇に「ひっそり」と建つ。

境内 向かって左側の狛狐。
巻物(?)を咥えている。

境内 向かって右側の狛狐。
台座には「昭和44年5月10日」と刻まれている。
狛狐の斜め後ろに、石造りの祠(?)が置かれている。

境内 祠サイズの社殿。

境内 登山道を少し登った場所からの境内全景。
「仏だらけ」の登山道だが、この場所と山頂だけ「神様」がいらっしゃる。

 

円山 及び 円山八十八ヶ所

 
境内 円山登山道の案内板。
訪ねた時、横の掲示板に「熊出没注意」が掲示されていた。

境内 「大師橋」の石碑が建つ橋を渡り、円山登山道へ。


境内 大師堂。
1915年(大正4年)建立、1954年(昭和29年)全面改築。

境内 円山登山道の入り口に建つ石仏群。
当初は「八十八箇所」なので登山道に並ぶ石仏は八十八体だった。
円山八十八箇所の開設後も献像は続けられ、現在は200体を超えるとの事。

境内 登山道脇の石仏。
献像により、複数の石仏が並んでいる箇所が多い(たまに「ぼっち」の石仏あり)。
基本的には「観音様」だが、不動明王像も少なくない。

境内 登山道/八十八箇所の中間あたりとなる第四十五番の石仏。

境内 第八十八番の石仏。
この石仏のみ建物内に安置されている。
ここまで来たら、円山の山頂までもう少し。

境内 動物園ウラへの登山道側に建つ奥の院。


境内 山頂に建つ「山神」の石碑。
開拓使本庁舎などの土台石の石材を求めていたところ、請負人の大岡助右衛門が1872年(明治5年)に円山山頂付近で良質な石材を発見し採掘の許可を得た。
石材の採掘時、最も危険な山頂の現場に守護神として自然石の碑を建てた。
石材の採掘終了後、いつしか石碑は倒れ土中に埋没してしまったが、1946年(昭和21年)5月に太子堂の世話役を勤めていた首藤興八が発見、石碑を台座に納めて安置し手入れを日課としていた。
新聞報道をきっかけに、1956年(昭和31年)円山山神奉賛会が結成され、翌年には復興祭と山上八十五周年祭が碑前で執行される。

境内 山頂に建つ標高225mの標識。
日本語以外でも記載されている。

境内 円山山頂から望む札幌市街。
標高差で藻岩山には「負け」るが、景色は藻岩山に「負けて」いない。
地下鉄駅から山頂まで一時間半程度で往復できる登山道が整備されているので、手軽に「大自然」を満喫できる。
但し、足場が悪い箇所もあるので、ちゃんとした「靴」は必須。
尚、照明は無く危険なので夜間の登山はお勧めできない。
札幌市街の夜景を楽しむのは、藻岩山ロープウェイ利用が無難。

 
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アクセス

 
【所在地】
 札幌市中央区宮ケ丘
 
【交通機関】
 バス
  札幌市営地下鉄
    東西線 円山公園前駅より 徒歩約10分(登山道入り口)
 
【車】
 北海道神宮の駐車場をご利用ください。
 
※時刻等は各交通機関のホームページでご確認下さい※
 
 
 
 

参考ホームページ

 
ウィキペディア 円山(札幌市)
歴史の散歩道(札幌市中央区の公式HP内)
円山公園の歴史(円山公園 公式HP内)
 
 
 
 
 
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参考:さっぽろ文庫 12 藻岩・円山(札幌市教育委員会 編集、北海道新聞社 発行)
   円山百年史(円山百年史編纂委員会 編集、円山百年史編纂協賛会 発行)
   フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
   札幌市中央区 公式ホームページ
   円山公園 公式ホームページ
 
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