真駒内神社 札幌市南区   
 
札幌市南区の真駒内は、開拓使が開いた牧牛場に始まる。
第二次大戦の後、進駐軍が真駒内一帯を接収して軍事基地「キャンプ・クロフォード」が建設。
キャンプ地の返還後は宅地開発が行われ、札幌オリンピックの前年の1971年には地下鉄が開業、大規模団地の街となった。
時代の移り変わりと共に周囲は大きく変貌したが、真駒内発祥の地にこの地の歴史を示す石碑と神社が建っている。
【注意】Googleで検索をすると、せたな町の真駒内神社と混じって表示されますが、別の神社です。
 

祭神

 
天照大神(あまてらすおおみかみ)
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
菅原道真(すがわらのみちざね)
 

由緒

 
1877年(明治10年)     お雇い外国人として招聘された獣医師のエドウィン・ダンによって、真駒内牧牛場(後の真駒内種畜場)が
             開かれる。
1899年(明治32年)頃    馬魂祭・獣魂祭の奉祀に始まる。
1934年(昭和 9年)     真駒内種畜場長の相原金治が、伊勢神宮から天照大神の分神を受け神社を創始する。
1945年(昭和20年)     真駒内全域が米軍に接収となり社殿の撤去を命じられたが、氏子会代表が司令官スイング少将に残置を
             請願し許可される。食物を主宰する倉稲魂神を祀る。
1979年(昭和54年)12月15日 氏子会代表が、京都天満宮から「勧学の神」天神様(菅原道真)の分霊を受け合祀する。
【境内の由緒を基に記載】
 

境内

 
境内 一の鳥居。
真駒内第一公園の入り口に建つ。
一の鳥居と二の鳥居は、段違い平行の状態。
このため、一の鳥居から境内(公園内?)に入ると、180度ターンして参拝となる。

境内 二の鳥居。
ここから先は社殿へ真っ直ぐ。

境内 社殿。
小さいながら、良く手入れされている。
境内の撮影中、ご近所の方々が次々と参拝に訪れていた。

境内 手水鉢。

境内 社殿の前で咲く桜。
桜が咲く季節を「狙って」参拝、「想定通り」の一枚が撮影できた。

 

石碑等

 
石碑 真駒内種畜場之跡の碑。
1964年(昭和39年)建立、1971年(昭和46年)道路建設に伴い現在地に移設。
この地が、エドウィン・ダンによって開かれた真駒内種畜場である事を示している。

石碑 馬魂碑(左)・獣魂碑(右)。
馬魂碑は1899年(明治32年)建立
獣魂碑は1947年(昭和22年)8月 建立。

石碑 明治天皇行幸道路碑。
1936年(昭和11年)9月建立、1961年(昭和36年)にこの場へ移設。
1881年(明治14年)9月1日、明治天皇が真駒内牧牛場に行幸し、農事の景況を視察したことを記念して建立される。

石碑 大典記念の碑。
1915年(大正4年)11月10日建立。
東宮時代に真駒内種畜場を視察された大正天皇の即位を記念し、真駒内種畜場が建立する。

石碑 行幸記念碑。
1938年(昭和13年)4月 建立。
陸軍特別大演習の際に、昭和天皇が北海道庁種畜場に行幸されたことを記念して建立される。

 

参拝ガイド

 
【所在地】
 札幌市南区真駒内曙町1丁目(真駒内第一公園内)
 
【交通機関】
 バス
  JR札幌駅前から
    じょうてつバス [南54] 南町4丁目行き 真駒内本町 下車 徒歩約2分
  札幌市営地下鉄 南北線 真駒内駅から
    じょうてつバス [環56] 学園前駅・中の島駅前→真駒内駅 真駒内本町行き 真駒内本町 下車 徒歩約2分
    じょうてつバス [南65] 中の島駅前行き 真駒内本町 下車 徒歩約2分
  ※上記以外の系統も運行されています
  ※系統によって停留場の場所が異なるのでご注意下さい
 
【車】
 駐車場なし。
 
※時刻等は各交通機関のホームページでご確認下さい※
 
 
 
 
 

参考ホームページ

 
札幌市南区 ふるさと小百科 真駒内神社
ウィキペディア 真駒内
 
 
 
 
 
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参考:札幌市南区役所ポータルサイト
   フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
   さっぽろ文庫 39 札幌の寺社
 
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