上山鼻神社 札幌市南区   
 
藻岩山原生林に隣接して建つ「大自然」たっぷりの小さな神社です。
 

祭神

 
埴安姫命
猿田彦大神
 

由緒

 
1891年(明治24年)   馬匹の無事息災を祈念し、谷津彦作が神主代理を勤めて、馬霊奇神社の石碑を御幸通三叉路(現国道230号とみゆき
           通の三叉路)の集会所近くに建立した。
1908年(明治41年)   長堀権吉が渡道した折り持参した、道案内を司る猿田彦大神の掛け軸が人々の信仰を集め、庚申講と称して石碑を
           建立して併せ祭った。
1910年(明治43年)   後の国道の東側となる久保田商店の隣に、山本鉄四郎他により間口3間、奥行き4間の社が新築される。
1936年(昭和11年) 5月 後の藻岩下歩道橋南側の道沿いに遷座。建立50周年を記念して、石造りの鳥居と手水鉢が寄進される。
1942年(昭和17年)   札幌護国神社の宮司の助言により、馬霊奇には神名がないことが判明。祭神を埴安姫命と猿田彦大神に改める。
1949年(昭和24年) 9月 敬神会(氏子代表)が神社用地として営林署から借り受けた藻岩山山腹に再遷座する。
1972年(昭和47年)   敬神会が高齢化で自然消滅状態となっていたため、神社の管理運営が連合町内会に移譲される。
2001年(平成13年)   社殿の老朽化に伴い、40mほど下の位置に移転新築される。
2004年(平成16年)   旧社殿跡の整地と植林による原状回復が実施され、用地は営林局に返還される。
2018年(平成30年) 1月 賽銭箱の盗難事件が発生する。

境内


境内 上山鼻神社の鳥居。

境内 社号標

境内 参道(?)。
藻岩山の大自然の「脇」を上る。

境内 社殿。

境内 狛犬 阿形。
1976年(昭和51年)寄進、1996年(平成 8年)更新。

境内 狛犬 吽形。


石碑等


石碑 馬霊奇神社の石碑。
1891年(明治24年)建立。
この碑が上山鼻神社の起源となった。

石碑 祭神の猿田彦大神の石碑。
1908年(明治41年)建立。

石碑 馬頭観世音の石碑。
建立時期は不明。

石碑 上山鼻神社の近くに建つ殉職者之碑。
1960年(昭和35年)8月建立。
神社に近い藻岩発電所の建設では、強制連行されてきた人々がタコ部屋労働を強いられ、判明しているだけでも約3年間で34名が死亡した。
この殉職者之碑は、藻岩発電所の強制労働の犠牲者追悼のため建てられた。


参拝ガイド

 
【所在地】
 札幌市南区藻岩山
 
【交通機関】
 バス
  JR札幌駅前から
    じょうてつバス [快速7][快速8][南54][南55] 南33西11 下車 徒歩約2分
  札幌市営地下鉄 南北線 真駒内駅から
    じょうてつバス [南4][南54] 南33西11 下車 徒歩約2分
 
【車】
 駐車場なし。
 
※時刻等は各交通機関のホームページでご確認下さい※
 
 
 
 
 

参考ホームページ


ウィキペディア 上山鼻神社
ウィキペディア 藻岩発電所
札幌市南区 ふるさと小百科 上山鼻神社


 
 
 
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参考:フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
   札幌市南区役所ポータルサイト
   さっぽろ文庫 39 札幌の寺社
 
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