信濃神社 札幌市厚別区  旧社格:村社  
 
信濃神社が建つ一帯は、信濃国(現:長野県)からの移住者によって開拓されました。
現在の地名は「厚別中央」ですが、昔は「信濃開墾」や「信州開墾」と呼ばれていました。
 

祭神

 
建御名方富命 (たけみなかたとみのみこと)
八坂刀売命  (やさかとめのみこと)
上毛野君田道命(かみつけのきみたみちのみこと)
 

由緒

 
1881年(明治14年)     信濃国(長野県)上諏訪より移住者が入植する。
1882年(明治15年)     諏訪大社より御分霊を奉戴し、小さな祠を建てて祀る。
1897年(明治30年) 9月   社殿が建立される。
        10月   公認神社となる。
1929年(昭和 4年)     村社となる。
1944年(昭和19年) 8月15日 旧旭町神社(明治22年創祀、祭神は上毛野君田道命)を合祀する。
1978年(昭和53年) 9月   現社殿が竣工する。旧社殿は北海道開拓の村に移築。
1988年(昭和63年) 5月   御鎮座90年の佳節の記念として、長野県諏訪大社より、御祭神、建御名方富命の妃神、八坂刀売命の御分霊
             を奉戴する。
 

境内

 
境内 社号標と一の鳥居。

境内 二の鳥居と拝殿。

境内 手水舎。

境内 拝殿。

境内 鳥居側の狛犬。
1923年(大正12年)9月奉納。

境内 鳥居側の狛犬。

境内 社殿側の狛犬。
1988年(昭和63年)9月奉納

境内 社殿側の狛犬。

 

摂末社

 
摂末社 牛頭天王社。
素盞嗚命(すさのおのみこと)を祀る。
元々は金沢彦吉夫婦が東町(現在の厚別中央の一部)に祀っていた御神像。
1982年(昭和57年)に、この地へ移された。

 

石碑等


石碑 山上憶良歌碑 。
1940年(昭和15年)5月建立。
上は山上憶良の「しろがねも くがねも玉も 何せむに まされる宝 子に如かめやも」、下には「七生報国」と刻まれている。
背面には、20歳でノモンハン事件により戦死した陸軍歩兵伍長への追悼文が刻まれている。
追悼者の名に「父」と刻まれていた。


石碑 忠魂碑。
1918年(大正9年)9月 建立。

石碑 合祀碑。
1955年(昭和30年)9月14日 建立。
大東亜戦争での戦没者慰霊のため建てられた。
忠魂碑に合祀されなかった戦没者300名以上の氏名が刻まれている。

石碑 馬頭碑。
1954年(昭和29年)10月5日 建立。


石碑 厚別開基百年之碑。
1982年(昭和57年) 建立。

石碑 頌徳碑
1938年(昭和13年)5月 建立。
札幌厚別の開祖である河西由造氏の功績を称えるため建立された。
河西由造氏は信州上諏訪の生まれ。
開拓を志し郷里の財産を処分し渡道、1883年(明治16年)に現在のJR厚別駅付近に入植する。
1911年(明治44年)、67歳で病没した際には、全村民が集まり死を悼んだといわれる。

石碑 信濃神社御鎮座百年記念碑。
1998年(平成10年)9月 建立。

 

参拝ガイド

 
【所在地】
 札幌市厚別区厚別中央4条3丁目3番3号
 
【交通機関】
 JR北海道
  函館本線 厚別駅 下車 徒歩約5分
 札幌市営地下鉄
  東西線 新さっぽろ駅 下車 徒歩約20分
 
【車】
 駐車場あり(社務所の横)。
 
※時刻等は各交通機関のホームページでご確認下さい※
 
 
 
 
 
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参考ホームページ

 
北海道神社庁 信濃神社
ウィキペディア 信濃神社(札幌市)
厚別区公式HP あつべつ今昔ものがたり
 
 
 
 
 
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参考:北海道神社庁ホームページ
   フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
   さっぽろ文庫 39 札幌の寺社
   厚別区ホームページ
 
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