千歳神社 千歳市  旧社格:郷社
 
内陸部の神社としては珍しく、江戸時代早期の創建。
かつてシコツと呼ばれたこの地は、古来から太平洋側と日本海側を結ぶ交通の要路だった。
「北海道」の名付け親である松浦武四郎も、立ち寄った記録がある。
 

祭神

 
豊宇気比売大神  (とようけひめのおおかみ)
伊智伎志摩比売大神(いちきしまひめのおおかみ)
 

由緒

 
1658年(万治元年) 現在の千歳神社所在地に、弁天堂(のちの釜加神社)が建立される。
1803年(享和 3年) 箱館奉行の役人である高橋治太夫により、思古津稲荷大明神(千歳神社の前身)が建立される。
1805年(文化 2年) 箱舘奉行の羽太正養により、地名が「千歳」と命名される。
1875年(明治 8年) 郷社に列する。
1917年(大正 6年) 社名を稲荷神社から千歳神社と改める。
1924年(大正13年) 旧本殿が造営される。
1975年(昭和50年) 現本殿を新築する。
1993年(平成 5年) 社務所を新築する。
 

境内

 
境内 一の鳥居と社号標。
国道36号線に面している。
車でお越しの方は、車のまま一の鳥居をくぐって境内の駐車場へ入って下さい。

境内 二の鳥居。
鳥居の右側に、御神水「幸井の水(さちいのみず)」が湧いている。

境内 三の鳥居。
石段を登った所に建っている。

境内 手水舎。
2017年冬の豪雪で破損したが、修復済み。

境内 御神水「幸井の水(さちいのみず)」。
支笏湖の伏流水が地下57mから湧き出してる。
ポリタンク持参で水を汲みに来る方も多い。
2017年春に参拝した時は、使用不可となっていた手水舎の代りも兼ねていた。

境内 神門。
社殿の前は、塀が巡らされている。

境内 拝殿。

境内 本殿。

境内 狛狐 阿形。
元々が稲荷神社だったので、狛狐が建っていると思われる。

境内 狛狐 吽形。

 

摂末社

 
摂末社 鹿島香取神社。
祭神は武甕槌神・経津主神。
ニの鳥居から少し進んだ所(写真の通り車祓所の看板の所)に建っている。

摂末社 山神社。
祭神は金山毘古神・金山毘売神・大山祇神。

 

石碑等

 
石碑 忠魂碑。
裏参道(千歳青葉公園側)に建っている。

石碑 筆塚。
裏参道(千歳青葉公園側)に建っている。

石碑 道祖神。
境内のあちらこちらに祀られている。

 

参拝ガイド

 
【所在地】
 千歳市真町1番地
 
【交通機関】
 バス
  JR千歳駅から
    北海道中央バス [空4/空5/空6] 支笏湖/新星/本町2丁目 行き 本町2丁目 下車 徒歩約6分
  JR千歳駅から
    千歳相互観光バス [10/11/12] 千歳リハ学院前行き 他 本町2丁目 下車徒歩約6分
  JR千歳駅から
    北海道中央バス [14] 図書館行き 終点下車 徒歩約1分 ※裏参道側となります
 航空機
  新千歳空港から
    タクシーで10分程度
 
【車】
 駐車場あり。
 国道36号線に面した一の鳥居を、車のままくぐって境内に入ってください。
 
※時刻等は各交通機関のホームページでご確認下さい※
 
 
 
 
 
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御朱印帳

 
北海道内では、オリジナル御朱印帳を頒布している寺社は多くありません。
新千歳空港から近い千歳神社で、オリジナル御朱印帳を頒布しています。
北海道内の御朱印集めを目的に新千歳空港へ降り立った方、千歳神社の御朱印帳もいかがでしょう。
 
御朱印帳 千歳神社の御朱印帳。
表紙は本物の木です。

 
 

その他あれこれ

 
その他 2017年冬の豪雪で破損した手水舎。
現在は修復済み。

その他 境内を「運動場」にしているエゾリスに出会った。
千歳神社を取り囲む鎮守の森は千歳市の保護樹林となっており、境内は自然豊か。

 

参考ホームページ

 
北海道神社庁 千歳神社
ウィキペディア 千歳神社
 
 
 
 
 
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参考:北海道神社庁ホームページ
   フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
   北海道神社庁誌
 
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