住吉神社 小樽市  旧社格:県社
 
小樽総鎮守の住吉神社。例大祭(小樽まつり)の際には、道内最大級の神輿「百貫神輿」が練り歩きます。
 

祭神

 
底筒男神 (そこつつのおのかみ)
中筒男神 (なかつつのおのかみ)
表筒男神 (うわつつのおのかみ)
息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)
 

由緒

 
1864年(元治元年)   箱館八幡宮神主菊池重賢より「ヲタルナイ」「タカシマ」両場所の総鎮守として、住吉大神を勧請すべく箱館
           奉行所に出願する。
1865年(慶応元年) 6月 ヲタルナイ運上屋の最寄りの地へ勧請奉祀することを許される。
1868年(明治元年)   御神体が到着。山ノ上町厳島神社に仮奉斎される。
1871年(明治 4年)   量徳町二十八番地に移転する。
1875年(明治 8年)   郷社に列格する。
1881年(明治14年)   火災直後に量徳町道路改正に際し、現在地に転地を許可され、社殿を造営して遷座する。
1896年(明治29年)   それまで「墨江神社」と呼ばれていたのを「住吉神社」に改称する。
1906年(明治39年)11月 県社に昇格する。
1955年(昭和30年)   神社本庁別表神社に指定される。
1971年(昭和46年) 7月 鎮座百年を記念して社殿を改築する。
1989年(平成元年) 8月 木魂神社が境内に遷宮する。
1997年(平成 9年) 5月 鎮座百三十年を記念して、道内最大級の神輿「百貫神輿」が修復される。
2007年(平成19年)   鎮座百四十年を記念して、神輿五基・馬車一台を奉安する神輿蔵が建設される。
2017年(平成29年)   鎮座百五十年を記念して、参道の改修が行われる。
 

境内

 
境内 社号標。
国道5号線に面して建っている。

境内 一の鳥居。
1897年(明治30年)1月 建立。

境内 二の鳥居(手前)と三の鳥居(奥)。

境内 手水舎。
境内社の木魂神社は、手水舎の奥に建っている。

境内 花手水。
新型コロナ以降、多くの神社で花手水が行われている。
小樽の住吉神社でも実施中。
(写真は2024年例大祭時の花手水)

境内 拝殿。
1971年(昭和46年)7月、鎮座100年を記念して改築。

境内 社務所。
1934年(昭和9年)に建築。
小樽市指定歴史的建造物(第61号)に指定されている。

境内 拝殿前の狛犬 阿形。

境内 拝殿前の狛犬 吽形。

境内 風雪にさらされて破損した狛犬。
沢山の狛犬が奉納されているが、気候が厳しいため破損している狛犬が多い。

境内 副参道の鳥居のトンネル。
京都の伏見稲荷大社の千本鳥居は「国際的に大人気」だが、こちらの鳥居のトンネルも外国からの方々に大人気の模様。
住吉神社へ参拝時には、ほぼ毎回「インバウンドの方々」が写真を撮り合っている。

 

摂末社

 
摂末社 木魂(こだま)神社の社号標と鳥居。
祭神は、大山祇神・屋船久々奴遅命・草野之姫命。
小樽木材業界発展に貢献した三百七十余柱の物故者も合祀している。

摂末社 木魂(こだま)神社の社殿。
最初は小樽市塩谷の丸山下に建てられたが、何度も移転した後、この地に遷宮した。

 

石碑等

 
石碑 包丁塚。
1986年(昭和61年) 建立。

石碑 せたけ石。
190cmまで測定可能。
2011年(平成23年) 建立。

石碑 真冬のせたけ石。
見てのとおり、積雪計と化していた。

石碑 「建国記念の日」の石碑。

石碑 松川嘉太郎翁之像。
福井県出身の松川嘉太郎は、長年に渡り小樽商工会議所議員を勤め、明治から昭和にかけての小樽発展に尽くした。
北海道中央バスの社長に就任していた時、東急の乗っ取り工作を毅然とした行動で防衛した事で知られる。

石碑 子宝いぬ。
2021年(令和3年) 建立。
干支の石が配置されており、親犬の頭を撫でる→自分の生まれた干支の石を撫でる→最後に子犬の頭を撫でるのが作法との事。

 

アクセス

 
【所在地】
 小樽市住ノ江2丁目5番1号
 
【交通機関】
 JR北海道
  南小樽駅 下車 徒歩8分
   ※新千歳空港からのエアポート(特別快速/快速) 停車します
 バス
  JR小樽駅前から
    北海道中央バス [3 小樽市内本線]新光2丁目行き [6 望洋台線]望洋台パークタウン行き 他 住吉神社前 下車 徒歩1分
  JR札幌駅前から
    北海道中央バス/JR北海道バス [高速おたる号] 住吉神社前 下車 徒歩1分
 
【車】
 駐車場あり。
 場所は公式HPの境内地図をご確認下さい。
 
※時刻等は各交通機関のホームページでご確認下さい※
 
 
 
 
 
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境内から見える日本海

 
小樽は坂の町、そして港町。
境内から海が見える神社が少なくないです。
住吉神社の境内からも、海が見えます。
 
その他 拝殿の前から見る日本海。
鳥居、そして参道の向こうに見えるのは日本海。

 

例祭


例大祭(小樽祭り)
 宵宮祭 7月14日
 本祭  7月15日
 還御祭 7月16日
 ※百貫神輿御幸渡御は7月15日の夜に行われる。詳細は住吉神社の公式HPを参照下さい。

秋季大祭(秋まつり)
 10月 第2土・日曜日

例祭 例大祭(通称:小樽祭り)の住吉神社。
露店は参道だけでなく、小樽駅寄りに参道と並行する道路(神社の駐車場に面している道路)、さらに隣接する住宅地内への道路にも出ていた。
小樽総鎮守のお祭りだけあって露店の数は非常に多く「どこで何食べようか」で困った。

例祭 神輿殿の百貫神輿。
大正時代の中期に作られた北海道内で最大級の神輿。
戦後、祭りの参加者の減少により蔵で眠っていた百貫神輿だが、現天皇の即位をきっかけに復活する事になった。
老朽化が進んでいたため、千葉県市原市の神輿メーカーに修復を依頼、1997年5月25日に奉納された。

 

リンク(別ウィンドウで開きます)

 
住吉神社
北海道神社庁 住吉神社
ウィキペディア 住吉神社(小樽市)
おたるぽーたる
 
 
 
 
 
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参考:住吉神社公式ホームページ
   北海道神社庁ホームページ<
   フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
   小樽観光協会公式サイト おたるぽーたる
   北海道神社庁誌
 
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