義経神社 沙流郡平取町  旧社格:郷社
 
義経伝説に基づき創建された神社です。
 

祭神

 
源九郎判官義經公(みなもとのくろうはんがんよしつねこう)
 

由緒

 
1189年(文治5年)閏4月30日 藤原泰衡の裏切りにより、源義経は衣川(岩手県胆沢郡)で襲撃を受けるが、自害したのは影武者で本人は
             奥州からさらに北の蝦夷地へ逃れた。
             【注】考古学上の確証は無く、あくまでも「伝説」です。
1798年(寛政10年)     蝦夷地の探検に来た幕府巡検使の近藤重蔵が、この地のアイヌから源義経公が「ハンガンカムイ」
             または「ホンカンカムイ」と呼ばれ慕い神と敬仰しているのを知り、小祠をハヨピラの巌峰に祀る。
             【注】源義経は、アイヌの民から宝物を奪った大悪人だという伝承もあります。
1799年(寛政11年)     江戸神田の仏師である橋善啓に、義経像の尊像一体を彫らせ奉安する
             (木像の背面に、寛政十一年巳末四月二十八日、近藤重蔵藤原守重、比企市良右衛門藤原可滿の彫あり)。
1876年(明治 9年) 2月   村社に列格する。
1884年(明治17年) 8月   小松宮彰仁親王殿下の御台臨祭祀料を賜る。
1901年(明治34年)     水害のためホンスマンナに社殿を造営する。
1906年(明治39年)11月13日 神饌幣帛供進神社に指定される。
1911年(明治44年) 9月11日 皇太子殿下北海道行啓時使者として甘露寺侍従の御代拝を賜る。
1920年(大正 9年) 8月15日 社殿を造営する。
1922年(大正11年) 7月22日 摂政宮殿下北海道行啓時使者として本多侍従の御代拝を賜る。
1941年(昭和16年) 3月25日 郷社に列格する。
        10月10日 義經社を義經神社に変更する。
1942年(昭和17年) 1月23日 神饌幣帛供進神社に指定される。
1946年(昭和21年) 6月19日 神道指令により宗教法人。
1961年(昭和36年) 8月15日 現社殿を造営する。
1966年(昭和41年) 6月23日 三笠宮殿下の御台臨を賜る。
1973年(昭和48年) 8月 4日 高松宮殿下の御台臨を賜る。
 

境内

 
境内 鳥居と社名碑。
平取町内を通る旧国道に面して建っている。
鳥居の横に駐車場あり。

境内 境内へ続く参道。
かなり登る事になるが、裏参道だと車で登る事ができる。
足腰に自信のない方や時間に余裕のない方は、義経資料館を目指して裏参道を車で進んで下さい。

境内 手水舎。
「荒れて」いるのか「凝って」いるのかは判断できなかった。

境内 社殿。


境内 狛犬 阿形。
1926年(大正15年)10月15日奉納。

境内 狛犬 吽形。

 

石碑等

 
石碑 静御前と常盤御前の碑。

石碑 さざれ石。
沙流川(沙流郡日高町と平取町を流れる)産のさざれ石。
重量は23トン。
さざれ石が置かれている神社は珍しくないが、義経神社のさざれ石は巨大。

石碑 平取油田記念碑。
苫小牧市東部では天然ガスや油田が生産されているが、平取町でも短期間だが1956年から石油が出たらしい。

石碑 頌徳碑。
平取コタンのコタンコロクル(首長)だった平村ペンリウクを称える石碑。

石碑 鳥獣鎮之碑。

石碑 安田権兵衛翁碑。
安田権兵衛は、兵庫県淡路島より入植し、この地の開墾に尽力した。

 

参拝ガイド

 
【所在地】
 沙流郡平取町本町119番地1
 
【交通機関】
 バス
  ※本数は少ないです
  JR日高本線 富川駅 から
    道南バス 富川高校~平取~貫気別・日高 平取 下車、徒歩約15分
    ※現在、日高本線が運休(このまま廃止?)のため、富川駅まで代行バスでの利用となります。JR北海道の案内をご確認下さい。
  JR札幌駅 から
    道南バス [高速ひだか号] JR札幌駅前⇔日高ターミナル 平取 下車、徒歩約15分
  JR苫小牧駅 から
    道南バス [特急ひだか号] JR苫小牧駅前⇔日高ターミナル 平取 下車、徒歩約15分
 
【車】
 駐車場あり。
 
※時刻等は各交通機関のホームページでご確認下さい※
 
 
 
 
 
スポンサーリンク
 
 

その他あれこれ

 
義経神社の境内に義経資料館があります。
「義経ファン」の方、必見です。
 
その他 義経資料館(時間がなくて見学できず)。

 

参考ホームページ

北海道神社庁 義経神社
ウィキペディア 義経神社
ウィキペディア 源義経
平取町公式ホームページ 義経神社
 
 
 
 
スポンサーリンク
 
 
 
参考:義経神社公式ホームページ
   北海道神社庁ホームページ
   フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
 
inserted by FC2 system