神社への参拝時、「作法」があります。
神様に失礼な態度で祈願しても、ご利益は無いでしょう。
せっかく参拝するのであれば、作法を守って「清く正しく」お参りしましょう。

参拝時の服装


1.「普通に」参拝の場合
正装する必要はありませんが、あまりにもラフな服装は神様に失礼です。
派手な服装や露出オーバーの服装は、マナー違反です。
常識の範囲内で「正しい」服装でお願いします。

2.正式参拝(昇殿参拝)の場合
正式参拝(昇殿参拝)とは、祈願者が拝殿に上がり、神職の神事を受けながら参拝する事です。
きちんとした服装が求められるので、男性はスーツが良いでしょう。
七五三の時は、親子で「気合入れて正装」しますね。


鳥居をくぐる時・くぐった後


1.鳥居で一揖
鳥居をくぐる際、軽く一礼をします。
これは一揖(いちゆう)という作法で、揖とは浅いお辞儀の意味です。

2.帽子はかぶらない
境内では脱帽がマナーです。
帽子をかぶっている方は、鳥居をくぐる時に帽子をとって下さい。

3.端を歩く
参道の真ん中は「正中」と言って神様の通り道です。
参拝者が真ん中を歩くのは、神様に対し失礼にあたります。
鳥居から先は、ニンゲンは端を歩いて下さい。
尚、参道の左側を歩く人は左足から
  参道の右側を歩く人は右足から
鳥居に入るのが礼儀ですが・・・私の場合、写真撮影しながら「参道を右へ左へ」なので「礼儀知らずの無礼者」です (-_-;)

4.境内ではお静かに
神社は観光地ではありません。
日光東照宮の様に「有名観光地」状態の神社もありますが、大声を出したりせず静かに歩くのが礼儀です。


手水舎の作法


一部の神社では、作法を説明する案内板↓が手水舎に付けられています(黄色の点線内)。


拡大してみましょう。


はい、案内板の通りの作法で良いです。良く見てお清めを行いましょう。
しかし、案内板の無い神社で途方に暮れたら「かっこ悪い」ですね。
なので、「日本人なら」手水の作法を覚えておきましょう。

1.右手で柄杓を持つ
右手で柄杓を持ちます。

2.水を汲む
柄杓に手水鉢の水を汲みます。
途中で水が不足しない様、たっぷり汲んで下さい。

3.左手を清める
左手に水をかけて清めます。

4.右手を清める
柄杓を左手に持ち替えて、右手に水をかけて清めます。

5.口をすすぐ
柄杓を右手に持ち替えて、左手に水を受け、その水で口をすすぎます。
不衛生なので、柄杓を直接口につけないで下さい。
希に、柄杓で水を直接飲む方がいますが、常識はずれのバチあたり行為です。

6.再度左手を清める
再度左手に水をかけ清めます。

7.柄杓の柄を洗い流す
柄杓を縦にして、柄杓に残った水で柄を洗い流します。

8.柄杓をもとの位置に戻す
次に使う方の為に、柄杓をもとの位置に戻して下さい。

「2.水を汲む」で汲んだ水で「7.柄杓の柄を洗い流す」までの一連の作業を行います。
途中で水が足りなくならない様、「配分」に注意してお清めを行って下さい。


参拝


江戸時代まで、神社での参拝方法は統一されていませんでした。
明治以降に、出雲大社等一部の神社を除き、現在の参拝作法が統一されました。
なので、基本的な参拝の作法を覚えておけば「赤っ恥」をかかなくて済みます。

1.拝殿の前で一礼
最初に拝殿の前で一礼します。

2.お賽銭を入れる
静かにお賽銭を賽銭箱へ入れます。
神様へ向かってお金を投げつける事は、どう考えても失礼です。
金額は「お気持ち」ですが、10円は「遠縁」につながるので良くないと言われています。
※東京の愛宕神社では、Edyでお賽銭を上げることができます

3.鈴を鳴らす
神様に自分が来た事を知らせるため、鈴を鳴らします。

4.二拝二拍手一拝
まず二礼、深いお辞儀(推奨角度は90度)を2回行います。
次に二拍手、しっかり2回拍手を打ちます。
最後に一礼、深く一度お辞儀をします。
【注意1】希に「音を出さないで拍手を打つのが作法」との「間違った」思い込みの方がいます。
     音を出さない拍手は「しのび手」と言い、神式での葬式の時の作法です。
【注意2】ご存知の方も多いと思いますが、出雲大社は二拝四拍手一拝です。
     北海道内にも、出雲大社の分院があるので、ご注意下さい。

5.自分を名乗る
心の中で、神様に自分の住所氏名を唱えます。
神社へ参拝する時は、何らかの祈願をすると思います。
でも、祈願された神様は、祈願した人が何処の誰が判らないとご利益を授けられません。
なので、祈願の前に自分の住所氏名を神様へ通知します。
【注意】自分の住所氏名は心の中で唱えて下さい。
    口で唱えると「個人情報」が漏洩します。

6.神様への感謝
お願いの前に、神様への感謝の言葉を心の中で唱えます。

7.祈願 又は 決意表明
自分の住所氏名を報告したら、いよいよ「お願い」です。
でも、神様へは「お願い」だけでなく「決意表明」も可です。
何か新しい事に挑戦する前に、神様へ「決意表明」すると「すっきり」します。
【厳重注意】他人を呪う願い事は厳禁です。

8.最後に一礼
拝殿を後にする時、神様へ一礼して下さい。
帰りに鳥居をくぐる時も、一礼して下さい。


おみくじ


1.おみくじは「占い」ではない
参拝の後、おみくじを引く方も多いでしょう。
このおみくじ、「占い」ではなく「神様からのメッセージ」です。
「凶」が出たのでおみくじを引きなおす行為は、神様からのメッセージを無視する事になります。
もし「凶」や「大凶」が出た時は、神様からトラブルを避けるための重要なアドバイスをいただいたと思って下さい。

2.おみくじは「お持ち帰り」が原則
引いたおみくじは、本来は持ち帰りだそうです。
手帳や財布にはさんでおくと、いつでも「神様からのメッセージ」を確認できます。

3.結ぶ時は「おみくじ結び」へ
おみくじを結ぶ習慣は「縁を結ぶ」意味で江戸時代から始まったそうです。
境内におみくじを結ぶ時は、おみくじ結びに結んで下さい。
木の枝におみくじを結ぶと木が痛み、さらに結んだ人の運気も下がるので、絶対に止めて下さい。


正式参拝


正式参拝とは、参拝者が拝殿に上がり神職の神事を受けながら参拝する、昇殿参拝の事です。
七五三や厄払いと同様に、社務所にて申し込みます。
事前予約が必要な場合もあるので、正式参拝の前に神社へ電話で問い合わせると良いでしょう。

では、正式参拝の作法です。

1.拝殿へ案内されたら、一揖(浅いお辞儀)して拝殿に上がります。
2.神職の指示に従い、指定された場所で待ちます。
3.心を静かにして、修祓(おはらい)の儀を受けます。神職が奏上する祝詞に、じっと耳を澄ませます。
4.玉串拝礼。
 (1) 祭壇の前に進みます。
 (2) 玉串を受け受け取ります。右手で榊の根元を持ち、左手で中ほどを持ちます。
 (3) 玉串を右に回転(時計回り)させて手前に根元が向く様にし祈念をします。
 (4) 再度、玉串を右に回転(時計回り)、根元を祭壇の方に向けます。
 (5) 少し進んで、玉串を祭壇に捧げます。
5.一歩下がり背筋を伸ばして、二拝二拍手一拝を行います。

正式参拝を行う事は少ないと思いますが、玉串拝礼の作法は頭に入れておいても「損」は無いと思います。


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